2014年8月9日、NSTセミナーに参加しました。大型台風が香川県に接近する中でしたが、平和病院の職員をはじめへいわ歯科、協同病院、地域施設の職員の方と多数参加されていました。
セミナーでは、医局、各病棟、薬剤科、へいわ歯科、食養科、リハビリとNSTメンバーが講義を担当し、NSTチェアマンの何森先生の講義では、「内視鏡室では一体何が起きているのか?!」と、胃瘻造設の一連の流れを拝見することができました。アーサー君(何森先生持参の人体模型)の口からカメラが入り、胃まで到達・・・胃瘻カテーテルを胃内から体外に引き出す・・・。百聞は一見にしかず!とはまさにこのことで、衝撃を受けましたが、とても分かりやすく胃瘻造設の過程を学ぶ事ができました。
また特別講演「認知症の理解とケアのポイント」では、岡山県の健寿協同病院の認知症認定看護師、田上先生を迎え、認知症の理解を食事の援助についてのお話を聞くことができました。口腔期以降の嚥下機能に問題はなくても、食思の問題から食事摂取量が増えない、経口摂取がすすまない、という患者様を担当する機会も多いので、先生が実践されているケアはとても興味深く、参考になりました。
私自身は、摂食嚥下機能の基礎という内容で講義を担当しましたが、相手により分かりやすく説明するにはどうすればよいか?と考えるよい機会を与えて頂き、反省とともに今後他職種のスタッフや患者様、患者様のご家族に対してお話する際の課題をもつことができました。
リハビリ科 言語聴覚士 田中