セカンドオピニオンとは?
主治医以外の医師に治療法などの意見を聞くことを言います。
本来は紹介状をもって、次の病院にかかることが望ましいのですが、そのことが主治医に言えず、別の病院でいちから検査を受けるというケースも少なくないと思われます。
当院では?
以前からセカンドオピニオンの要望にお応えしてきました。
診断や治療の説明をしたあとに「もし、他の医師の意見をお聞きになりたいようでしたら気兼ねなくおっしゃってください」と付け加えることがあります。
特にがんなどの悪性の病気の場合は、患者様の気持ちを察してこちらからきりだすことが多いのですが、それでも患者様は気兼ねし、医師に相談するよりは看護師にそっとお願いされることが多いように思われます。
そこで待合室に「セカンドオピニオンを希望される方は気軽にお申し出ください」というポスターを掲示することにしました。
セカンドオピニオンを希望された方の声
Bさんはがんの手術を受けて4年になります。
先日行った検査でがんの再発が発見されました。
Bさんは告知を受けていましたので、主治医は再発であることと治療方法について説明をしました。Bさんは「診断や治療に何の疑問もないけれど、余命や最後の病状について専門医の意見を聞きたい」とセカンドオピニオンを希望されました。
希望された病院はセカンドオピニオン外来を開設した病院でした。
Bさんは「診察では知りたいことを説明されました。
ショックだったけれど知りたいことがわかってすっきりしました」と話して下さいました。Bさんの言葉に主治医への信頼と「自分らしく生きていく」という決意が感じられました。