エンゼルケア

エンゼルケアとは、患者様が亡くなった後に身体を清潔にし、病状の進行や死によって変化した外観を患者様やご家族の意向に沿ってその人らしく整えることです。当緩和ケア病棟では、グリーフケア(大切な人を亡くしたその悲嘆を乗り越えようとすることへの支援)に繋がるとの思いを込めて、最期にシャワー浴を行っています。エンゼルケアでのシャワー浴は、ご家族ができるだけ一緒に参加できる様に声掛けをしています。身体を洗ったりした際には、「しんどかったね。よう頑張ったね。」「最期にお母さんを洗うことが出来てよかった。」とご家族が話されることがあります。看護師は、少しずつ家族を亡くした悲しみを乗り越えて行ってほしいと思いながらケアしています。
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その後に、患者様やご家族の好みの服装に着替えます。服装は、患者様らしさが表れるもので、思い出深い服装や好みに沿った服装に着替えることが多く、前もって準備して頂くように説明を行っています。着替える際には、「おしゃれな人で外出する時によく着ていたお気に入りの服です。」とご家族が思い出話をして下さることもあり、私達が患者様の新たな一面を知ることもあります。

シャワー浴の後に、エンゼルメイクを行います。顔は、その人らしさが最も表れるもので、最期に見る患者様の顔は印象に強く残ると言われています。ご家族が思う”その人らしさ”に近づけるために患者様の肌の色や口紅の色、そして男性の場合は髭を整えたりと相談しながら行っています。

看護師は、エンゼルケアを通して患者様のケアを振り返る良い機会となり、家族との会話は、ケアを行う上で励みになっています。これからも、患者様にその人らしさを尊重しながらケアを提供できるように日々取り組んで行こうと思います。
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