NSTニュースNO.47 栄養状態の評価とアルブミン

NSTにおいて栄養障害診断指標として最も重要とされるのが血清アルブミン値です。当院NSTでも、検査技師が週1回、血清アルブミン値3.0g/dL以下の患者様を抽出し、報告しています。今回は、NSTにおいてとても重要なアルブミンについて紹介します。

アルブミンとは…

肝臓で合成され、体内に最も豊富に存在する血清タンパクで、栄養源・膠質浸透圧の維持・各種物質(ビリルビン、尿酸、脂肪酸、甲状腺ホルモン、Ca・Cu・Znなどの微量元素、薬剤など)の結合および運搬の働きを担っています。半減期が17日と長いため、慢性疾患や術後の安定した時期の栄養状態の評価に有用です。

血清アルブミンの減少は臨床的に重要であり、3.5g/dL以上は正常、3.0~3.5g/dLは軽度、2.1~3.0g/dLは中等度、2.1g/dL以下は重度栄養障害と診断されます。また、2.5g/dL以下になると浮腫を起こすとされています。

アクティブシニア「食と栄養」研究会 Hpより抜粋

アクティブシニア「食と栄養」
研究会 Hpより抜粋

また、図に示すように高齢者のアルブミン値は予後に影響するという報告もあり、栄養治療の適応決定及び評価において最も重要な指標と言えます。

NSTカンファレンス時には、リンパ球数やヘモグロビン、電解質なども併せてチェックしています。患者様の状態を検査値から読みとり、適正な栄養が取れるよう、様々な提案を行っています。最近では入院患者様も高齢化がどんどん進んでおり、思うように栄養状態が改善しないケースもありますが、日々奮闘しています。

検査科 小西

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