今年より、前任の南原Nsから引き継ぎ、4階BチームのNST委員をさせて頂いています、宮下です。
今回、5月から毎週木曜日5週にわたって香川大学付属病院へNST専門療法士研修を受講しに行かせて頂き、無事終了することができました。
医大へは初めて足を踏み入れたのですが、敷地・建物の大きさと、何といっても看護師はもちろん医師の多さに驚かされました。
研修プログラムは各病棟で行われるNST回診の見学が毎週組み込まれており、そこには担当チームの看護師数名、主治医が必ず参加し、対症患者様の方針を練っていることに感動しました。特に消化器のope後のNST介入に力をいれており、毎週の改善・回復していく変化を実際聞くことができ、栄養管理の大切さを感じました。また、なかなか自分の病院で業務中には立ち会えないVF検査や嚥下リハの見学もさせて頂き、今までなんとなく行っていた口腔ケアや食事のポジショニングと介助についてもコツやポイントを知ることができ、貴重な経験となりました。
一緒に参加していた病院のなかには、“NSTのプロジェクトチームを立ち上げて活動しているが、なかなか参加率が悪く後回しになって毎週は集まれていないのが現状…”という所もあり、当院では毎週木曜日にカンファレンスを開き、各職種が集まり対症患者様の早期改善にむけての話し合いができているのはすごい事だなと思いました。
私もまだまだ知識不足でフォローをして頂きながらになると思いますが、今回の研修を生かし、症例を積み重ねて患者様の早期回復の援助ができるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。
4病棟看護師 宮下 麻央
下痢や逆流のリスクが少ない栄養剤を新しく導入することになりました。
詳しい組成は下記の通りです。ご不明な点は食養科伊賀まで。
①ぺプタメン(消化態栄養)1.5kcal/ml
特徴:胃内滞留時間が短く、消化されやすいタンパク質を使用しているため吸収が早い。
そのため、下痢や逆流のリスクある患者様に有効。
②K-5S(半消化態栄養)1kcal/ml
特徴:日本人の食事摂取基準に準じて栄養素を配合しており、長期の栄養管理が行える
消化吸収に配慮、脂質、蛋白質の吸収効率がよい。