電子カルテのクラウド化
9月のシルバーウィークを利用して、当院の電子カルテが従来のサーバー型(オンプレミス型)からクラウド型へ移行しました。
電子カルテの入り口にあたるポータル画面が使いにくかったり、メール画面や検査結果画面が開き続けたりなど不具合がみられて、職員の皆さんにはご迷惑をかけていますが、なんとか移行できたと考えています。(システム課の方には大変ご苦労いただいています)
そもそもこの電子カルテ・データ化の推進(2030年までに医療機関への100%導入(現在の導入率は一般病院65%、医科診療所55%)とクラウド化)は厚生労働省の医療DXの推進、国家戦略の柱の一つになっており、診療報酬上の優遇もつけられています。
全国の医療機関に標準型電子カルテが導入されれば、「3文書6情報」(診療情報提供書、退院時サマリー、健診結果報告書および傷病名、アレルギー、処方等のデータ)を病院間で相互にスムーズかつ安全に共有できるようになるとのこと。
また各病院にとっては、従来のサーバーの維持や更新などに多額の費用がかかっていた負担がなくなるといったメリットもあるといいます。
また、病院のサーバーの不具合でデータが消失するリスクは、クラウド内にバックアップ・自動更新化することによって分散されることとなります。
しかし、不測のサイバー攻撃や広域的なシステム障害が起こることのリスクは取り去りきれません(これは従来のサーバー型でも同じですが)。
一見なんのメリットもない今回の電子カルテの「更新」ですが、他病院よりはやや先んじて対応を行ったということを認識してもらえたらと思います。
職員にメリットのあるDX化ということでは、まだ少し手を付け始めたばかりで、こちらは乗り遅れていますが、病状説明の自動文書化やサマリー書類の自動化などについても鋭意研究していきます。