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| 院長ブログ

「香川県の移行期医療の支援体制」

先日香川県庁で開催された移行期医療支援研修会のシンポジウム「香川県の移行期医療支援体制の構築にむけて」にシンポジストとして講演・参加してきました。
主催者は高松医療センターなのですが、共催者は香川県健康福祉部子ども政策推進局子ども家庭課であり、行政が主導しているものとなります。
「移行期医療」とは、小児期発症の慢性疾患を持つ患者が成人期への移行に際して提供されるべき適切で良質な医療と定義され、そこへ至るヘルスケアへ切れ目なく移る計画的、継続的、包括的な患者中心のプロセスを構築することを目的とします。
そこで大切な視点として、患者の自律(自立)支援と医療体制の整備(主には成人期を診療する受け皿の問題。
小児科が全身を診療する全科的な科であり、内科は臓器別に診療することから様々な診療科にまたがってしまい、主治医が定まらない)があり、双方とも課題が山積しています。
当院では歴史的に平和病院の小児科から成人になった患者さんを外来や在宅診療、入院医療で診ており、その経験を講演してきました。
私以外の医師シンポジストは、こどもとおとなの医療センターの小児科医、高松医療センターの小児科医、シンポジウムの司会は香川大学小児科教授であり、主には小児科側の課題であり、成人診療科ではあまり見聞きしない話題ばかりで大変勉強になりました。
小児科から成人診療科へバトンを渡すのではなく、小児科と成人診療科がお互いに補い合う二人三脚が望ましいと語られたことが印象的でした。
「○○歳になったら小児科ではもう診ませんよ」といきなり患児・家族が言われる状況になりつつあるのが現実で、困るのは当事者であり、医療の狭間から誰一人こぼれ落ちないように、当院でもお役に立てられたらと思います。

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