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看護部ブログ

緩和ケア退院患者報告書「笑顔での退院」

緩和ケア病棟で、退院患者報告書という書類が作成されました。

患者様を紹介していただいた病院の方に、患者様がどのように緩和ケア病棟で過ごされたかをお知らせするものです。

内容としては、入院時の患者様やご家族の思い、本人・家族の療養目標(希望)、入院中の様子(身体的側面、心理的側面、スピリチュアル、社会的側面、家族ケア)、看取り時のご家族の様子をプライマリーナースが記入するようになっています。

先日ある患者様の報告書を読ませていただき、下記のような記載がありました。

未告知だった患者様から「病状について聞きたい」という希望があり、告知をしたが穏やかに受け止められたこと

入院時の身体的苦痛が内服コントロールやケアで改善し、食事が摂れるようになって大好きなコーヒーを飲まれたり、お茶会やコンサート、たこ焼きパーティに参加されたこと

「家に帰りたい」というご本人の強い希望があり、ご家族の協力で7時間ご自宅に外出できたこと

週末にはご家族が集まりラウンジでお寿司パーティをしたり、おしゃべりを微笑みながら聞かれていたこと

妻として母親として家族を支えてきた人生を、「苦労はしたがよかった」と話されたこと

ご家族に、医師より「急変があったり、いよいよの時に立ち会えないかもしれないが、看取りに立ち会えることだけが大事なことではなく、生きている間にお話をしたり、共に喜びを感じつつ過ごしてあげてほしい」という説明がされ、ご家族から「悔いのないようにしてあげよう」という言葉が聞かれ、自宅へ外出できたこと

看取りを迎えられた時も「苦しまず眠るように旅立った」という言葉がご家族から聞かれ、シャワー浴後お着物に着替えお化粧すると「こんなに美しい姿を見たことがない」と喜ばれて、安らかな最期に笑顔でともに退院されたこと。

 

紙面を読んだだけですが、患者様やご家族が満足されて残された時間を有意義に過ごせた様子が伝わってきました。

「笑顔で退院された」ことがすべてを物語っており、グリーフケア(家族の悲嘆の軽減のための援助)が実践できた結果のご家族の「笑顔」です。

患者様を送り出していただいた病院の方々が退院患者報告書を読んで「平和病院に紹介してよかった」と、きっと思っていただけると確信しました。

(写真は、緩和ケア病棟スタッフの恒例のお誕生日のお祝いの時のものです。)

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